英検資格：履歴書への正しい書き方とアピール方法

就職活動や転職活動で、あなたの英語力を証明する英検資格。せっかく取得した資格だからこそ、履歴書に正しく記載して、最大限にアピールしたいですよね。でも、

「英検の正式名称って何だっけ？」

「級によって書き方が違うの？」

「英検以外にもアピールできる英語力って何がある？」

と、疑問に思うこともあるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの疑問を解決！履歴書への英検資格の書き方から、企業への効果的なアピール方法まで、具体例を交えながら丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの英検資格を最大限に活かし、就職・転職活動を有利に進めることができるでしょう。

英検資格：履歴書への正しい書き方【基本編】

まずは、履歴書に英検資格を記載する際の基本的なルールを確認しましょう。

英検の正式名称と級の書き方

英検の正式名称は「実用英語技能検定」です。履歴書には、必ず正式名称で記載しましょう。

例：

実用英語技能検定 1級

実用英語技能検定準1級

実用英語技能検定 2級

級の記載も忘れずに行いましょう。「英検」だけでは、どの程度の英語力があるのか伝わりません。

取得年月日の書き方：合格証書を確認

取得年月日は、合格証書に記載されている日付を正確に記載しましょう。記憶があいまいな場合は、必ず合格証書を確認してください。

例：

2023年4月実用英語技能検定 2級取得

履歴書への記載例：テンプレートを活用

履歴書への記載例をいくつかご紹介します。

例1：

2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

例2：

資格・免許
　2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

市販の履歴書テンプレートや、Web上で提供されているテンプレートを活用するのもおすすめです。

英検資格：履歴書への書き方【レベル別】

英検の級によって、企業へのアピールポイントは異なります。それぞれの級の特徴を踏まえ、効果的な書き方を意識しましょう。

英検準1級：アピールポイントと書き方

英検準1級は、大学中級程度の英語力があるとされています。

アピールポイント：

高度な英語運用能力

ビジネスシーンでも通用する英語力

英語を使った業務への適性

書き方例：

2023年4月　実用英語技能検定準1級取得

高度な英語運用能力を有し、ビジネス文書の作成や海外顧客とのコミュニケーションが可能です。

英検2級：アピールポイントと書き方

英検2級は、高校卒業程度の英語力があるとされています。

アピールポイント：

基本的な英語運用能力

日常会話や簡単なビジネスシーンでの対応能力

英語学習への意欲

書き方例：

2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

日常会話や簡単なビジネスシーンでの英語対応が可能です。

英検3級：書ける場合と書けない場合

英検3級は、中学卒業程度の英語力があるとされています。一般的に、履歴書に記載するレベルとしては低いとされていますが、状況によっては記載することも可能です。

書ける場合：

英語を使う仕事への応募

他にアピールできる資格や経験がない場合

アルバイト経験しかない場合

書けない場合：

英検準2級以上を持っている場合

TOEICなどの他の英語資格を持っている場合

書き方例：

2023年4月　実用英語技能検定 3級取得

英語学習の基礎を習得しており、更なる英語力向上を目指しています。

ポイント：

英検3級を記載する場合は、他の資格取得への意欲や、今後の英語学習への意欲を示すことが大切です。

英検資格を効果的にアピールする3つのポイント

英検資格を履歴書に記載するだけでは、企業にあなたの英語力を十分に伝えることはできません。以下の3つのポイントを意識して、効果的にアピールしましょう。

TOEICスコアとの比較：客観的な英語力を示す

もしTOEICなどの他の英語資格も持っている場合は、スコアを併記することで、より客観的に英語力を示すことができます。

例：

2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

TOEIC 700点

具体的なエピソード：英語力を活かした経験を語る

英語力を活かした具体的なエピソードを記載することで、企業はあなたの英語力をより具体的にイメージすることができます。

例：

2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

大学時代に所属していたESS部で、留学生との交流イベントを企画・運営しました。

イベントでは、英語でのプレゼンテーションや司会進行を担当し、円滑なコミュニケーションを図ることができました。

志望動機との関連付け：企業への貢献意欲を示す

英検資格を、志望する企業でどのように活かせるのかを具体的に説明することで、企業への貢献意欲を示すことができます。

例：

2023年4月　実用英語技能検定 2級取得

御社はグローバル展開を積極的に進めており、海外顧客とのコミュニケーションが不可欠であると考えております。

私の英語力を活かし、海外顧客との円滑なコミュニケーションを図り、御社のグローバル戦略に貢献したいと考えております。

企業が英検資格を評価する理由

企業が英検資格を評価する理由は、主に以下の3点です。

英語力の証明：グローバル化に対応できる人材

グローバル化が加速する現代において、英語力はビジネスシーンで不可欠なスキルとなっています。英検資格は、あなたの英語力を客観的に証明するものであり、企業はグローバル化に対応できる人材を求めています。

学習意欲の高さ：自己啓発に取り組む姿勢

英検資格取得には、一定の学習時間と努力が必要です。企業は、英検資格を持っている人を、自己啓発に積極的に取り組む意欲的な人材と評価します。

基礎学力の高さ：論理的思考力、問題解決能力

英検の試験では、語彙力、文法力だけでなく、読解力、リスニング力、作文力など、総合的な英語力が問われます。これらの能力は、論理的思考力や問題解決能力と深く関連しており、企業は英検資格を持っている人を、基礎学力の高い人材と評価します。

履歴書以外でも英検資格をアピールする方法

履歴書以外にも、職務経歴書、面接、ポートフォリオなど、様々な場面で英検資格をアピールすることができます。

職務経歴書：具体的な業務内容を記載

職務経歴書には、英語力を活かした具体的な業務内容を記載しましょう。

例：

【業務内容】

海外顧客からの問い合わせ対応（メール、電話）

海外出張時の通訳・翻訳

英語でのプレゼンテーション資料作成

面接：自己PR、志望動機でアピール

面接では、自己PRや志望動機の中で、英検資格をどのように活かせるのかを具体的に説明しましょう。

例：

【自己PR】

実用英語技能検定準1級を取得しており、ビジネスシーンでも通用する英語力を持っています。

大学時代には、ESS部で留学生との交流イベントを企画・運営し、英語でのコミュニケーション能力を磨きました。

【志望動機】

御社のグローバル戦略に貢献したいと考えており、私の英語力を活かして、海外顧客との円滑なコミュニケーションを図りたいと考えております。

ポートフォリオ：英語力を活かした成果物を提示

もし英語力を活かした成果物（翻訳、英文レポート、プレゼンテーション資料など）があれば、ポートフォリオとして提示するのも効果的です。

【注意点】履歴書で英検資格を書く際のよくある間違い

履歴書で英検資格を書く際には、以下の点に注意しましょう。

正式名称の誤り：略称を使わない

「英検」という略称ではなく、必ず「実用英語技能検定」という正式名称で記載しましょう。

取得年月日の誤り：合格証書を必ず確認

取得年月日は、合格証書に記載されている日付を正確に記載しましょう。記憶があいまいな場合は、必ず合格証書を確認してください。

まとめ：英検資格を最大限にアピールして、就職・転職を成功させよう

この記事では、英検資格を履歴書に正しく記載し、効果的にアピールする方法について解説しました。

正確な情報を記載し、自信を持ってアピール

履歴書には、英検の正式名称、級、取得年月日など、正確な情報を記載しましょう。そして、あなたの英語力に自信を持って、積極的にアピールしてください。

企業が求める人物像を理解し、効果的なアピールを心がける

企業が求める人物像を理解し、あなたの英語力をどのように活かせるのかを具体的に説明することで、企業への貢献意欲を示すことができます。

この記事が、あなたの就職・転職活動の成功に少しでも役立つことを願っています。