大学生で資格を意識している学生はどれくらいいるんですか?
実は、調査した結果があってそこでは83%もの学生が『できる限り取得したい』と感じていることが明らかになっているんだ!
『大学生の資格に対する意識についての考察』という研究では、大学生を対象にアンケートを取り資格に対する意識調査を行いました。
その結果、『必要があれば取得したい』が17%、『できる限り取得したい』が83%であることが判明しました。
また、この研究から一人当たり平均3.6種類の資格を取得したいと考えていることも明らかになりました。
僕もランサーズを使って大学生を対象に資格を持っているかどうかアンケートを取りました。
集計すると、約90%近くの人が何らかの資格を所持しており、在学中に資格をとっておくべきという意見も95%以上を占めているという結果を示しました。
このことからも大学生で資格を意識している人の割合はかなり高いことがうかがえます。
そこで今回は、大学生の資格に対する意識についてもう少し詳しく研究結果を交えながら解説していきます。
最後までしっかり読み進めてくださいね!
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大学生で資格を意識している人の割合は8割越え
大学生で資格を意識している人の割合は83%とかなり高い割合を占めています。
また、できる限り資格を取得したいという人の割合も17%であることから、資格に対して『不要・関心なし』と感じている人は0人であることが研究より分かりました。
もう一つ、『一体何を目的として資格を取得したいと考えているのか』という問いに対する答えも研究より明らかになっています。
内訳は、80%の学生が就職活動を意識しており、キャリアアップを目標にしている学生は全体の15%でした。
学習目標として資格を取得したいと考えている学生は2%程度いるようですが、概ねほとんどの大学生は就職活動を見据えて資格を取得しようと考えています。
大学生は一人当たり平均3.6種類の資格を取りたいと思っている。
面白いことに、研究より大学生一人あたりの取得したいと考えている資格の個数に関しても明らかになりました。
その資格の個数は、一人当たり平均3.6個。
かなり多いですよね!
僕自身、自動車免許と英検準1級、宅地建物取引士の3つを持っていて資格に対する意識は高い方だと自負しています。
そのため、少し疑ってしまう結果ではありますが、それだけ資格を取得したいと考えている学生は多いということだと思います。
ただ、あくまでも取得したいと考えているだけで取っているわけではないという点にだけは注意するべきですね。
大学生の資格を持っている割合をあてにしてはいけない
ここでは、これまでの研究結果を踏まえて大学生の資格に対する意識が高いことが意味している内容について解説していきます。
資格の区分が分かっていない
資格を取得したいです!
じゃあ、国家資格・公的資格・民間資格のどの資格を取る予定なの?
えっ、そんなに資格の種類はあるんですか…?
大学生で資格を取得したい人の割合は83%であることが明らかになりました。
ただ、資格の種類に関して区分があることを知っている学生は、45%しかいません。
確答できる人を除けば、全体の76%の学生が資格の種類を知らないということになります。
つまり、資格を取りたいと思っているけど自分が就職活動をするときに有利に働く資格がなになのかを全く知らないというわけです。
自分に有利に働く資格を取れていない
大学生の約8割弱が資格の種類を知りません。
それに加えて、資格の種類によって信頼性に差があることを知らない大学生も78%もいることが調査より分かりました。
このことから、資格を取りたいと思っていて行動できていない学生がほとんどだということが言えます。
逆に言えば、役立つ資格を知っていて、かつ本当に持っている人ならば就職活動で他の学生に差をつけることができることを意味していますね。
運転免許などの取って当たり前の資格も加算されている
大学生のうちに平均3.6種類の資格を取りたいと考えていることが研究より明らかになっていますが、これには取って当たり前の資格も含まれていることに注意が必要です。
たとえば、運転免許も資格の一種ですが当然のように加算されています。
また、高校生でも取れるような難易度の低い資格も含まれていることを考えると、一概に
たくさん取りたいと思っている人が多いから頑張らなきゃ…!
と焦る必要もないことがわかります。
数多い資格よりも、たった1つの代えの聞かない資格のほうが価値が高いです。
今回の結果を見て、闇雲に資格を取ろうと思うのではなく自分に役立つ資格は一体何なのかをしっかり考えるところからスタートさせましょう。
多くの大学生が持っている資格≠有用
もちろん、多くの大学生が特定の資格を持っているからと言って、その資格が有用であるわけではありません。
先程、例に上げたように運転免許などの誰でも持っているような資格を持っていても他の人と差別化を図ることは不可能です。
他の人と差別化を図りたいなら、その資格を持っていなければできない業務がある資格をとるべきです。
たとえば、別記事でも紹介した
- 宅地建物取引士
- 行政書士
あたりが『独占業務』といって、その資格を持っていなければできない仕事があります。
これらの資格はすべて国家資格と呼ばれ、それなりの難易度を誇るため準備期間がかなり必要です。
勉強時間を確保するところから始め、しっかり計画を立てながら自分にあった資格を取得するようにしましょう。
まとめ
今回は、『資格を取りたいと思っている大学生の割合』をテーマに解説してきました。
今日のおさらいをすると、
- 大学生で資格取りたいと考えている人の割合は多い
- ただ、その結果を鵜呑みにしてはいけない
- 資格の種類に関して、理解を深めること
この3つをしっかり押さえておきましょう。
とくに、データをそのまま鵜呑みにするのはNGです。
データから読み取れることに加えて、どういう背景があるのかを考えなければなりません。
その結果が、今回解説した大学生で資格を持っている人の割合は少ないことであり、役に立つ資格を取れていないという理解に繋がります。
ぜひとも、まずは自分で確かめてから行動するということを意識して自分にあった資格選びから始めましょう。
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